バイリンガル育児を楽しもう!

まだ本が読めない子供の場合

ここでは、まだ、本が読めないお子さんの場合について考えてみたいと思います。

本が読めるようになるには、どうしたらいいかなんですが、以前に、フォニックスのことと、Sight Wordsのことはお話しましたが、実は、フォニックスもサイトワードも、補助的なものと私は考えています。

やはり、「読解力」に結びつけていく為に、一番、中心にすべき方法は、
(1)「絵本の読み聞かせ」
(2)「掛け流し」→「暗唱」
(3)「単語力」
だと思うのです。絵本の読み聞かせは、子供を本好きにさせますし、「掛け流し」は、「掛け流し」→「暗唱」→「読解力育成」という形で、読解力を育ててくれると思っていますし、知っている単語が多ければ多いほど、本の内容も理解しやすくなるのではということです。

そして、そうした力をつける目的で作られた教材が、パルキッズなのですが、これは、別に、公文の教材やDWEや他の教材をつかっても、方法を間違わなければ、できることだと思っていますから、そうした教材をうまく利用するのも一つの方法だと思っています。

しかし、そうした、教材を使ったり、そうした方法を利用したとしても、なかなか、暗唱となると、得意な子の場合はいいのですが、どうしても、向き不向きってありますよね。

一般的に暗唱の得意な子は、物まね好きだったりして、親が黙っていても、気がついたら暗唱しているっていう場合が多いようで、うらやましい限りですよね~。

うちの娘も、どちらかというと、暗唱が「大好き」というわけでもないので、暗唱が簡単にできるというお子さんがうらやましいです。

では、そういう場合、どうしたらいいかということですが、それは、とにかく、「待つ」ってことかな?っていう気がします。(英語を始めて2~5年位以内の幼児期の場合ということと、もちろん、「掛け流し」をして待つという意味ですよ~)

お母さんが英語で話しかけてあげたり、一緒にロールプレイをしたりというのも有効な方法で、お勧めですが、一番いけないのは、子供に言わないといけないというプレッシャーを与えることだと思います。以前に他のHPでもお話したことがありますが、暗唱に関しては、子供一人一人、器の大きさが違います。ちょうど花粉症と同じかな?と私は思っています。同じ量の花粉を吸っても花粉症になる人とそうでない人がいるのと同じで、子供の暗唱の為の器の大きさが、コップ位の大きさの子供もいれば、バケツやドラム缶のような大きさの子供もいるんだと思います。でも、どの子供も、その器にインプットされた英語量が一杯になった時点で、英語があふれるように出てくるのではないかなって、私は感じています。

私の知り合いで、3歳から本格的に英語を始めた(0歳から、ビデオや歌は適当に見せたりしていた)お子さん(M子ちゃん)がいるのですが、M子ちゃん、はじめのころ、暗唱が苦手で、何度かお母さんに相談されたことがあったのですが、とにかく、「掛け流し」を続けることを勧めていました。

で、小2になった今年、やっと大ブレイクを起こしました。3歳からなので、4年掛かりましたが、とってもいいものがでてくるようになりました。歌も、聴けばすぐに覚えてしまうようになったし、とにかく、今、絶好調といった感じなのです。

そして、逆に、同じ頃にはじめたお子さんで、親がリピートさせたりして、無理に暗唱させられていた子の場合は、3歳の頃は、それなりに暗唱していたのですが、自然にあふれ出る暗唱だったわけではないので、発音も今ひとつだったし、それよりなにより、その子の場合は小学生になってから、忙しい生活の中で、親もリピートさせたりする時間がなくなり、結局は暗唱がスムーズに出来なくなってしまいました。

だから、無理にリピートさせたりすれば、暗唱っぽいものはすぐにできるようになる気がするのですが、長い目でみると、自然にあふれ出てくるのを待った方がいいものが出てくるような気が私はしています。

それと、暗唱って、英語にこだわる必要もなく、日本語の古文や俳句の暗唱が沢山できるようになったら、英語もできるようになったというお話も聞くので、「暗唱」のしやすい頭というものを作るためには、日本語の暗唱をさせるといいと、以前、船津先生にアドバイスしていただいたことがあります。

なかなか成果がでないと、こんなことをしていても無駄と途中であきらめてしまう人が多いのですが、語学に関しては、「継続」、とにかく、続けることだと思います。

それと、一つ大切なことを書き忘れていました。「楽しい」ってことです。楽しいお話や好きなものは、結構簡単に覚えられるとも言われていますよね。そして、それが「右脳を開く鍵」とかも言われていたと記憶しています(違ったかな?)。逆に一番いけないのが、「ストレス」やマイナス的なイメージを与えることです。「どうして、○○ちゃんはできないの?」って思うだけでも、子供には伝わるそうです。

ということで、あんまり、いろいろと細かいことを気にせず適当に楽しめる人が成功するような気がしているんですけど、、、。

って、あくまでも、これは、私の考えであって、もっと画期的な素晴らしい方法もあるのかもしれません! もし、そういう方法をご存知の方がいらっしゃいましたら、是非、教えてくださいませ~!!



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